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祝・『桂由美物語』
ブライダルの第一人者、桂由美先生の
創作活動50周年記念舞台『桂由美物語』
桂由美先生の役をやらせて頂き、とても
充実した日々でした。
日本橋三井ホールにで4日間、
沢山のお客様に足を運んで頂きました。
幸せな大拍手に包まれ、心から感謝
致します。
“ありがとうございました!”
作・演出は、「越路吹雪物語」や「ジキルとハイド」
を手掛けた高平哲郎さん。
何と!「笑っていいとも」や「俺たちひょうきん族」
「ごきげんよう」の作家さんでもあり、懐かしい
再会でした。
初めにマネージャーからこのお話を聞いた時、
「えっ!私が?!」と、3度聞きする程驚きました。
世界が認める、あの桂由美先生の役を?!
大役を仰せつかり大変光栄でした。
何と!女学生から現代の八十代までの
人生を演じさせて頂いたんです。
改めて先生の偉大さが分かり、感動の連続
の日々。
戦後の保守的だった日本で、いち早く
ウエディングドレスを普及させ、ブライダルを
確立させたバイタリティーと、信念に敬服
致しました。
でも、決して順風満帆ではなかったのです。
三十代で、日本初のブライダルサロンを
立ち上げた頃は、和装が主流の時代。
高名な美容師や和装の大家に
「日本人の恥!」と罵られながらも、
様々なバッシンングを乗り越えて来られた
先生。その根底には、
“たくさんの女性に幸せになって欲しい”
と言う、愛があったんです!
子供の頃から、当たり前のようにウエディング
ドレスを夢見てこられたのも、先生の存在が
あったからこそなんですね!
実はこの作品、お芝居の後に舞台上で
実際に一般の方と、芸能人の方の挙式
(シビルウエディング)が行われたんです。
堀越学園の同級生、荻野目洋子ちゃん。
そして・・・・出演者でもある、高樹澪さん
も参加されて、感動的でした。そして、
カーテンコールでは何と私もウエディング
ドレスを着させて頂きました!
数日前、先生のサロンで好きなデザインを
選ばせて頂いただけで、グッときました。
“純白”と言う響きだけで、何だか泣けちゃう。
神聖な清らかな常しえの愛を感じます。
着物のお引きずりをイメージした、マーメイド
のような「由美ライン」ドレスに決定!
ベールのビーズやスパンコール、ひとつひとつ
手作りで、透明感のある輝きにうっとり。
迷走中の私の白馬の王子様にいつか
見せてあげたいなぁ~(笑)
キャストのみなさん全員でウエディングスタイル
でのラインナップは、とっても美しくお客様からも
溜息まじりの歓声も上がっておりました!
今回、セリフの量が多く、寝言で
「覚えられな――い」と言っていた程、苦戦
したんです。でも、共演者の高樹澪さんに
“先生の生き写し”と。
実はこの衣裳、先生の私物なんです。
先生が、本読みの時に持って来て
下さって、ターバンを私の頭の上に
のせて下さった時の事が忘れられません。
いつも大きく見える先生が、繊細な少女
のようにも、母親のようにも・・・・
様々な先生が、その一瞬に見えたんです。
人生を演じさせて頂くにあたり、先生からの
無言のメッセージを受け取ったような瞬間
でした。ウルッときました。
そして、汀夏子さんには“歌のシーンで泣ける”
とお褒めの言葉をかけて頂き、とっても支えられ
ました。桂先生にも、お稽古場で
「歌のシーンで涙が・・・・大変だった時代を
思い出しちゃって。素晴らしかったわ。
ありがとうございます。」と言って頂き、
とっても嬉しかったです。
何よりも、私の母と姉が女学生のシーンで
私だと気付かず、「いつ出て来るの?」と
言っていた事に、ガッツポーズ!!
そして、今も現役で常に創作アイディアが
溢れていらっしゃる先生のカーテンコールでの
お言葉が忘れられません。
まだまだ「道半ば」。
強い意志やロマンを感じずにはいられません!
私はまだまだ蒙古斑世代です!
まだ見ぬ様々な事に、心踊ります。
そして、すでにパートナーがいらっしゃる方、
これからきっと❤と言う方、全ての皆様が、
大切な愛しい人と、日々穏やかに
過ごせます様に❤